うじうじ(読み)ウジウジ

デジタル大辞泉 「うじうじ」の意味・読み・例文・類語

うじ‐うじ

[副](スル)気おくれしたり決断がつかなかったりして、はっきりした態度をとらないさま。ぐずぐず。「うじうじ(と)して気に病む性分
[類語]いじいじもじもじ因循くよくよぐじぐじぐずぐずうろうろうろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎそわそわもぞもぞ未練がましい名残惜しい惜しいもったいないあたら残念残り惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜後ろ髪後を引く去り難いしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうだうだ断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋れんれん惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びないちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

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精選版 日本国語大辞典 「うじうじ」の意味・読み・例文・類語

うじ‐うじうぢうぢ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴う場合もある )
  2. 勇気がなかったり、具合の悪いことがあったりして、することをためらうさま。ぐずぐず。もじもじ。
    1. [初出の実例]「与茂八は返答出かね〈略〉とうぢうぢ云てゐる」(出典:歌舞伎・傾城壬生大念仏(1702)中)
    2. 「お園(その)もうぢうぢ手をつかへ」(出典浄瑠璃艷容女舞衣三勝半七)(1772)下)
  3. 絶えず小さく動いて落ち着きのないさま。また、小さい虫のはいまわるさま。もぞもぞ。
    1. [初出の実例]「ふところをうぢうぢとする」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一五)

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