ウスチナドラベム(読み)うすちなどらべむ(その他表記)Ústí nad Labem

デジタル大辞泉 「ウスチナドラベム」の意味・読み・例文・類語

ウスチ‐ナド‐ラベム(Ústí nad Labem)

チェコ北西部、ボヘミア地方の都市。ラベ川エルベ川)とビーリナ川の合流点に位置する。10世紀ごろより交易拠点となり、付近に水力発電所が建設されて以降は化学工業発達フス戦争においてフス派軍が勝利した古戦場でもある。スペイン王カルロス3世の宮廷画家だったアントンメングスの生地。ウースチーナドラベム。ドイツ語名アウシヒ‐アン‐デア‐エルベ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスチナドラベム」の意味・わかりやすい解説

ウスチ・ナド・ラベム
うすちなどらべむ
Ústí nad Labem

チェコのボヘミア地方北西部の工業都市。ドイツ語名アウシッヒAussig。工業と交通の要地で、ビーリナ川がラベ(ドイツ語名エルベ)川に合流する地点にある。人口9万6428(2001)。チェコの化学工業の中心地で、硫酸肥料染料などを生産している。そのほか繊維、ガラス、製糖工業がある。13世紀の国王都市(国王によって整備・形成され国王に直属する都市)に源を発し、中世教会が残存している。

[中村泰三]

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