日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスチュルト台地」の意味・わかりやすい解説 ウスチュルト台地うすちゅるとだいちУстюрт/Ustyurt カザフスタン共和国とウズベキスタン共和国およびトルクメニスタン共和国とにまたがる台地。東をアムダリヤのデルタ(三角州)とアラル海に、西部をカスピ海に突き出たマンギシュラク半島に挟まれる。面積約20万平方キロメートル、南西部でもっとも高く標高369メートル。台地上は緩い起伏があり、周囲は比高150メートル以上のチンクとよばれる崖(がけ)となっている。年降水量は100ミリメートル程度で植生は貧しく、大半は砂漠。最近、石油、天然ガスの埋蔵が知られ、その開発計画がある。[須長博明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例