うち

精選版 日本国語大辞典 「うち」の意味・読み・例文・類語

うち

  1. 〘 名詞 〙 鷹の糞(ふん)
    1. [初出の実例]「vchi(ウチ) ヲ ツカント ヲモウ トキ ワ、ス ノ ハタ ニ カタヨリテ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「うち」の意味・わかりやすい解説

ウチ

日本音楽の用語楽器の奏法名。「うつ」ともいい,「打」の字をあてる。 (1) 三味線では,撥 (ばち) で弾かずに,左手の指で弦の指定された勘所を打つ奏法。また,休止にあたるところで,左手の指をそろえて棹を軽くたたいて間 (ま) をとるときにもいう。 (2) 箏曲では,打爪ともいい,爪で弾かず,中指爪皮の腹で弦を軽く打続ける奏法をいい,アッチェレランドする (次第に速める) ことが多い。ただし,筑紫箏では,普通の箏曲のツキイロにあたるような奏法をいい,『糸竹初心集』では,カキテにあたる奏法をいった。また『箏曲大意抄』では,拍にあたるところで,爪で弦を弾くことがない場合の記譜として「打」の字が用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

配属ガチャ

入社後に配属される勤務地や部署が運次第で当たり外れがあるという状況を、開けてみなければ中身が分からないカプセル玩具やソーシャルゲームで課金アイテムを購入する際のくじに例えた言葉。企業のネガティブな制...

配属ガチャの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android