うなじ

精選版 日本国語大辞典 「うなじ」の意味・読み・例文・類語

うなじ【項・

〘名〙 くびのうしろの部分。えりくび。くびすじ。うなぜ。
書紀(720)仁徳六五年(寛文版訓)「其れ為人(ひととなり)(むくろ)を壱(ひとつ)にして両の面あり、面各(おのおの)相ひ背けり。頂(いただき)合ひて項(ウナジ)無し」
東大寺文書‐天平勝宝三年(751)八月二〇日・奴婢見来帳「生益奴蓑麻呂 年六、右脇於黒子一、宇奈自之左黒子一」
※宇治拾遺(1221頃)一二「おとがひのしたより、うなじに七八寸ばかり、とがり矢を射いだしつ」
[補注]中世後期のキリシタン文献などに、「うなぜ」という語形も認められる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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