うねうね(読み)ウネウネ

デジタル大辞泉 「うねうね」の意味・読み・例文・類語

うね‐うね

[副](スル)《「うね(畝)」を重ねた語》
山脈などが起伏して続くさま。「うねうね(と)連なる山並み
曲がりくねって続いているさま。くねくね。うねくね。「うねうね(と)続く一本道」「うねうね(と)した川筋」
[類語]にょろにょろにょろりくねくねうねくねぐにゃぐにゃぐにゃり曲折紆余曲折紆曲紆余蜿蜒羊腸

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精選版 日本国語大辞典 「うねうね」の意味・読み・例文・類語

うね‐うね

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 畑のうねのように高低起伏している状態。また、続いているいくつものうね。
    1. [初出の実例]「まかなくになにを種とて萍(うきくさ)の、波のうねうね生ひ茂るらん」(出典:車屋本謡曲・草子洗小町(1570頃か))
    2. 「別当塩の波のうねうねを見分」(出典:太閤記(1625)二一)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴う場合が多い )
    1. 畑のうねのように高くなったり低くなったりして続いているさまにいう。
      1. [初出の実例]「エエ、さっきにからのもやもやで、痞(つか)へがうねうねする」(出典:歌舞伎高台橋諍勝負附(1764)四幕)
      2. 「鹿子斑(かのこまだら)の山が起伏(ウネウネ)と続く」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
    2. 左右に、ひんぱんに曲って続いているさま、また、曲りくねって進むさまにいう。
      1. [初出の実例]「海に望んだ家々の燈火は金蛇(きんだ)のうねうねと水に映じ」(出典:帰去来(1901)〈国木田独歩一六)

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