うらぶれる(読み)ウラブレル

デジタル大辞泉 「うらぶれる」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぶ・れる

[動ラ下一][文]うらぶ・る[ラ下二]
1 落ちぶれて惨めなありさまになる。不幸な目にあったりして、みすぼらしくなる。「―・れた生活」
2 心がしおれて、わびしく思う。悲しみに沈む。
「君に恋ひ―・れ居れば敷の野の秋萩しのぎさ雄鹿鳴くも」〈万・二一四三〉
[類語]没落・落ちぶれる・成り下がる・零落・凋落ちょうらく・転落・落魄らくはく・淪落・堕落・末路・斜陽・地に落ちる・成れの果て・見る影もない・末期的・衰残・弱体化・衰弱・衰微・衰退・頓挫・衰え・減退・後退・退潮・朽ちる・消沈・衰亡・たそがれ・失速・焼きが回る・耄碌もうろく・ぽんこつ・火の車・終末・大詰め・尾羽うち枯らす・世も末・廃れる・衰える・寂れる・落ち目・下火・尻すぼみ・廃退・下り坂・左前・不振・じり貧・どか貧・先細り・下がり目・低落・廃る・傾く・尻下がり・尻切れとんぼ・竜頭蛇尾・孤城落日・物寂しい・さびしい・さみしい・心うら寂しい・心こころ寂しい・侘わびしい・人恋しい・孤愁・人懐かしい・物恋しい・小寂しい・哀感・寂寥せきりょう・寂寞せきばく・寂寞じゃくまく・索漠・落莫らくばく・蕭然しょうぜん・蕭蕭しょうしょう・蕭条しょうじょう・蕭殺しょうさつ・寥寥りょうりょう・徒然つれづれ・徒然とぜん・すがれる・しみじみ・萎靡いび・愁い・さむざむ・センチメンタル・落日・心うら悲しい・しんみり・むせぶ・哀愁・悲愁・憂愁・物悲しい・衰勢・物哀れ・物思わしい・切ない・哀切・諦観・春愁・幽愁・秋風索漠・愁思・秋思・愁然・孤独・盛者必衰・やるせない・地味・冴さえない・見るに堪えない・目も当てられない・惨憺さんたん・貧相・貧乏臭い・貧乏たらしい・貧弱・しがない・忌まわしい・馬鹿正直・しょぼい・しょぼくれる・興醒きょうざめ・興醒きょうざめる・味気ない・俗っぽい・素人臭い・うざい・時代遅れ・流行遅れ・陳腐・殺伐・稚拙・無味乾燥・鈍臭い・低俗・俗悪・ちんけ・かったるい・芋・きもい・悪趣味・田舎侍・山猿・卑俗・世間知らず・アナクロ・アナクロニズム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うらぶれる」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぶ・れる

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うらぶ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ① ( しょんぼりと力なく、心のしおれるような状態をいう語 ) 心うく思う。うれいしおれる。悄然(しょうぜん)とする。うらびる。
    1. [初出の実例]「人もねの宇良夫礼(ウラブレ)をるに立田山御馬(みま)近づかば忘らしなむか」(出典:万葉集(8C後)五・八七七)
    2. 「わたつ海にしなへうらぶれひるのこのあしたたざりし年はへにけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
  3. ② おちぶれたり不幸に出会ったりして、みじめな有様になる。また、みすぼらしい様子となる。
    1. [初出の実例]「君さては嬉し 焼刃のこぼれ見て むしろ劔の功績(いさを)称へ 瓢零(ウラブ)れし今日の我を責めず」(出典:紫(1901)〈与謝野鉄幹〉春思)

うらぶれるの語誌

( 1 )ウラは「心」、フルは「触る」で、心が事物に触れて思い入る、感じ入る意か。
( 2 )①の「源氏」例は、表面は憂いしおれる意であるが、兄帝への恨みを込め、②の意とも重なり合っている。それが見た目のみすぼらしさのみをいうようになるのは近代になってからと思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む