からきし(読み)カラキシ

デジタル大辞泉 「からきし」の意味・読み・例文・類語

から‐きし

[副](あとに打消しの語、または否定的な表現を伴って用いる)まったく。まるで。全然。からきり。からっきり。からっきし。「勉強からきしだめだ」「この本はからきしおもしろくない」
[類語]全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもちっとも皆目一切まるっきり何らとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして到底とても全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも

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精選版 日本国語大辞典 「からきし」の意味・読み・例文・類語

から‐きし

  1. 〘 副詞 〙からっきり
    1. [初出の実例]「私なんぞは徹頭徹尾(カラキシ)意気地は無い」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉二)

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