ごろり(読み)ゴロリ

デジタル大辞泉 「ごろり」の意味・読み・例文・類語

ごろり

[副]大きくて重い物が倒れたり、転がったりするさま。「ごろりと横になる」「丸太ごろりと転がす」
[類語]くるりぐるりくるりくるりぐるりぐるりくるっとくるくるぐるぐるくりくりぐりぐりころころごろごろからからがらがらころりすってんころりすてんずでんどうとばたりばったりずでんどうどてんどたんどたりどしんすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかん

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精選版 日本国語大辞典 「ごろり」の意味・読み・例文・類語

ごろり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 物が転がるさまを表わす語。「ころり」よりやや大きく、重い感じを表わす。
    1. [初出の実例]「又髑髏裏眼睛とは、識知がからりっと尽てごろりと倒るる端的よ」(出典:報恩録(1474)上)
    2. 「長い辮髪をぶらさげた首が、ごろりと床の上へころげ落ちた」(出典:首が落ちた話(1918)〈芥川龍之介〉下)
  3. 人が転がるさま、横たわるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「葉山はごろりと転側(ねがへり)をして」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

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