ざあます(読み)ザアマス

デジタル大辞泉 「ざあます」の意味・読み・例文・類語

ざあます[助動]

[助動][ざあませ・ざあましよ|ざあまし|ざあます|ざあます|○|○]《丁寧の助動詞「ざます」の音変化》「ざます」に同じ。「いい事ざあますわ」
[補説]東京山の手の上流階級婦人が用い始めたといわれ、この語を多用することばづかいを「ざあますことば」ともよぶ。

ざあま・す[動]

[動サ特活]動詞ざます」の音変化。「今日は寒う―・す」
[補説]活用は助動詞「ざあます」に同じ。東京山の手の上流階級の婦人が用い始めたという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ざあます」の意味・読み・例文・類語

ざあます

  1. 〘 助動詞 〙 ( 江戸後期の吉原の遊女ことば「ざます」の変化した語 ) =ざますざあますことば。「大変よい方ざあます」「まことに、そうざあます」

ざあま・す

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙ざます

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android