しち面倒(読み)シチメンドウ

デジタル大辞泉 「しち面倒」の意味・読み・例文・類語

しち‐めんどう〔‐めんだう〕【しち面倒】

[形動][文][ナリ]ひどくめんどうなさま。「しち面倒な手続き」
[類語]世話煩雑面倒めんどう厄介手数てかず・てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしい面倒臭いややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒臭い難儀煩多錯雑錯綜さくそうしち難しい入り組んだ込み入った手が込んだ気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

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精選版 日本国語大辞典 「しち面倒」の意味・読み・例文・類語

しち‐めんどう‥めんだう【しち面倒】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「しち」は接頭語 ) 非常に面倒なさま。
    1. [初出の実例]「まぎれたり・七めんだうな平親王」(出典:俳諧・若みどり(1691))
    2. 「ここに七めんどうな笈摺(おひづる)が有。どこへなりととっとと捨てしまへ」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)

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