しょうが(読み)ショウガ

デジタル大辞泉 「しょうが」の意味・読み・例文・類語

しょうが

《語源未詳。歴史的仮名遣いは「せうが」とすることもあるが不明》多く「しょうがには」の形で接続助詞的に用いられる。…した以上は。…したからには。
石地蔵と生れ付た―には」〈二葉亭浮雲

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精選版 日本国語大辞典 「しょうが」の意味・読み・例文・類語

しょうが

  1. 〘 名詞 〙 ( 多く「しょうがには」の形で接続助詞のように用いる ) ある事態が起こった以上は、それから生まれる結果はやむを得ないことを示す。…したからは。…した以上は。
    1. [初出の実例]「女郎かいに上下はない。どっこいといふせうがには、どこでもおもしろいはづ」(出典:洒落本・通人の寐言(1782)上)
    2. 「石地蔵と生れ付たせうがには、〈略〉チョックリチョイといって除ける事の出来ない文三」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

しょうがの補助注記

語源は未詳で、歴史的かなづかいも明らかではない。

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