ジオトモグラフィ(その他表記)geotomography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジオトモグラフィ」の意味・わかりやすい解説

ジオトモグラフィ
geotomography

X線による断層撮影手法 (トモグラフィ) を,地下構造解析に応用する手法。この場合,X線は地中を通過しないので,線源としては電気的信号弾性波が利用される。X線断層撮影と異なり,地下を対象とする場合,線源と検出器を解析対象体の周囲に自由に配置できないという困難を伴う。現在,坑井などを使ってこの欠点を補うための研究が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android