ステュクス(その他表記)Styx

翻訳|Styx

デジタル大辞泉 「ステュクス」の意味・読み・例文・類語

ステュクス(Styx)

冥王星の第5衛星。名の由来ギリシャ神話大河およびそれを神格化した女神。2012年にハッブル宇宙望遠鏡で発見された。直径10~25キロ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステュクス」の意味・わかりやすい解説

ステュクス
Styx

ギリシア神話冥府の川。ヘシオドスによれば,ステュクスは,オケアノステテュスの間に生れたオケアニデスの最年長で,女神として神格化され,ティタンのクリオスの息子パラスと結婚し,クラトスビアニケなどを生んだ。オリュンポスの神々とティタンたちとの戦いが始ると,ゼウスの呼びかけにまっさきに答え,子供たちを連れてオリュンポス神たちの側に味方したので,ゼウスはその報酬として,神々がステュクスの水にかけて立てた誓いは,決して破ることができないようにしたという。

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百科事典マイペディア 「ステュクス」の意味・わかりやすい解説

ステュクス

ギリシア神話で冥府に流れる川。大洋神オケアノスの娘。日本三途の川に相当し,渡し守カロンがいる。実際アルカディア同名の川があった。
→関連項目アキレウスハデス

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世界大百科事典(旧版)内のステュクスの言及

【アケロン】より

…ギリシア神話でステュクスStyxなどとともに冥界を取りまく川の一つ。語源は〈嘆きの川〉ほどの意。…

※「ステュクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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