たな知る(読み)タナシル

デジタル大辞泉 「たな知る」の意味・読み・例文・類語

たな‐し・る【たな知る】

[動ラ四]十分に知る。わきまえる。
「そを取ると騒く御民も家忘れ身も―・らず」〈・五〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「たな知る」の意味・読み・例文・類語

たな‐し・る【たな知】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「たな」は接頭語 ) 深く知る。十分わきまえる。
    1. [初出の実例]「そを取ると さわく御民も 家忘れ 身も多奈不知(タナしらず)」(出典万葉集(8C後)一・五〇)

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