だらける(読み)ダラケル

デジタル大辞泉 「だらける」の意味・読み・例文・類語

だら・ける

[動カ下一]
緊張感がなくて、気持ちやからだにしまりがなくなる。だらしなくなる。「こう暑くては、からだが―・けてしまう」「―・けた生活」
なまける。おこたる。「―・けて勉強をしない」
[類語](1ぶらぶらごろごろちんたらぐうたらぬらりくらりのらりくらりのらくらだらだらものぐさ無気力のほほんのんべんだらり風太郎ぷうたろうその日暮らしたるむ緩む緩めるだれるたゆむたがが緩む便便だらり便便ずぼらだらしないしだらないぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズふしだら自堕落イージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然ぬるま湯ぬるま湯につかるもさくさもさっともさもさのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのっそりそろそろゆっくりのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこいにぶ緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりゆったり悠然悠悠/(2怠ける怠るサボるずるける手を抜く手抜き骨惜しみ怠慢怠惰無為拱手横着のろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だらける」の意味・読み・例文・類語

だら・ける

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. 形が溶けてゆるむ。
    1. [初出の実例]「とけて流るる水飴やだらける所を餠へつけ」(出典:歌舞妓年代記(1811‐15)二)
  3. 気持がゆるんで怠る。なまける。また、緊張感がなく、動作、働き、雰囲気などにしまりがなくなる。だらしなくなる。
    1. [初出の実例]「衣冠なればそそけず、瞻視なればだらけず、立なりにじっとりと」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android