ちんちろりん(読み)チンチロリン

デジタル大辞泉 「ちんちろりん」の意味・読み・例文・類語

ちん‐ちろりん

[名]
マツムシ別名。また、時代地方によってスズムシをさす。 秋》
さいころを投げ入れる音から》2個以上のさいころをどんぶりに入れ、出た目によって勝負を争うばくち
[副]マツムシの鳴き声を表す語。
[類語]かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

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精選版 日本国語大辞典 「ちんちろりん」の意味・読み・例文・類語

ちん‐ちろりん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 松虫の鳴き声を表わす語。ちんちろり。ちんちりりん。
    1. [初出の実例]「松むしのねもつきすまじいつまでもちんちろりんの御酒をたぶれば」(出典:狂歌・大団(1703)三)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. 転じて、松虫・鈴虫などをいう。
      1. [初出の実例]「例の戯談好きな太閤様の歌にある、ちんちろりんのやうな長い鬚(ひげ)を生やした男だったが」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉胃の腑)
    2. さいころ二個ないし数個を茶碗の中に投入し、その現われた采(さい)の目の和および偶数奇数またはその数の組合せによって勝負を競う博戯

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