つるり

精選版 日本国語大辞典 「つるり」の意味・読み・例文・類語

つるり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
全体凹凸がなくなめらかなさまを表わす語。
古今著聞集(1254)一六「其(その)鳥をとらへて、毛をつるりとむしりてけり」
② なめらかにすべるさまを表わす語。
園遊会(1902)〈国木田独歩〉三「其清かな温順な顔をつるりと撫でた」
③ なめらかなかたまりなどが、一度にはいったり、ぬけ出たりするさまを表わす語。
※梵舜本沙石集(1283)八「『あれはゆづけにてたやさむずるぞ』と云けるにあわせて、ゆにつけてつるりとしてむげり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「つるり」の意味・読み・例文・類語

つるり

[副](スル)
なめらかで凹凸のないさま。「つるりとした肌」
よくすべるさま。「つるりと滑って転ぶ」
なめらかで抵抗のないさま。「つるりと卵を呑む」
[類語]するっとするするするりずるりつるつるすべすべのっぺり滑らか滑っこい平滑つるんぬっぺり平ら平たい平べったいのっぺらぼうずべら坊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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