トクヴィル

共同通信ニュース用語解説 「トクヴィル」の解説

トクヴィル

アレクシス・ド・トクヴィル フランス思想家政治家。1805年、パリで生まれる。31年5月、米国の刑務所制度を研究するために米国に到着し、32年2月まで滞在。この時の見聞を基に35年と40年「アメリカデモクラシー」を分冊出版した。米国の民主政治・制度を知る上で必読の古典的名著。フランスの外相などを務め、59年に53歳で死去した。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「トクヴィル」の解説

トクヴィル
Alexis Charles Henri Maurice Clèrel de Tocqueville

1805~59

フランスの歴史家,政治学者,政治家。高潔な人格と高邁な識見を持ちながら,政治家としては不遇で,強烈な自由主義的信念のゆえにナポレオン3世に反対して引退した。だが,その著作『アメリカの民主制』は近代社会本質とその大衆社会化の必然性を洞察し,『アンシャン・レジーム革命』は革命前と後との歴史の連続性を初めて明らかにし,いずれも不朽の名著として後世に大きな影響を与えた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「トクヴィル」の解説

トクヴィル
Comte de Tocqueville
本名 Alexis Chales Henri Maurice Clérel

1805〜59
フランスの歴史学者・政治学者・政治家
アメリカ訪問後下院議員,第二共和政下で外相となったが,第二帝政の際,ナポレオン3世と衝突して下野歴史研究に専念した。主著『アメリカ民主政論』『アンシャン−レジームとフランス革命』。

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