どきん(読み)ドキン

デジタル大辞泉 「どきん」の意味・読み・例文・類語

どきん

[副]不意の出来事に驚き恐れて、激しく動悸どうきをうつさま。どきり。「突然の人影どきんとした」
[類語]ぎっくりどきどきどきっとはらはらあっとはっとぎょっとぎくりとびくっとどきりとびくりわなわながたがたがくがくぶるぶるひくひくびくびくぴくぴくぴくりひやり総毛立つ背筋が寒くなるぞっとする肌に粟を生じる身の毛がよだつ鳥肌が立つひやっと冷や汗冷汗三斗寒心慄然

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精選版 日本国語大辞典 「どきん」の意味・読み・例文・類語

どきん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 驚き、恐れ、不安、または喜び、期待などが一時に強まって急激に気持が高まり、激しく動悸(どうき)が打つさまを表わす語。どきり。
    1. [初出の実例]「小野さんは急にどきんとした」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)

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