デジタル大辞泉 「どち」の意味・読み・例文・類語 どち 動作・性質・状態などにおいて、互いに共通点を持っている人。同じ仲間。名詞の下に付いて、接尾語的にも用いる。「君が家に植ゑたる萩の初花を折りてかざさな旅別る―」〈万・四二五二〉「男―は、心やりにやあらむ、詩からうたなどいふべし」〈土佐〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「どち」の意味・読み・例文・類語 どち 〘 名詞 〙 動作・性質・状態などにおいて、互いに共通点を持っている人。名詞に直接ついて、接尾語的にも用いる。たがいに…である者。同じ仲間。どうし。どし。[初出の実例]「槻弓(つくゆみ)に まり矢を副(たぐ)へ 貴人(うまひと)は 貴人奴知(ドチ)や 親友(いとこ)はも 親友奴池(ドチ) いざ闘(あ)はな我は」(出典:日本書紀(720)神功元年三月・歌謡)「見渡せば松の末(うれ)ごとにすむ鶴は千代のどちとぞ思ふべらなる」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月九日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例