なけなし(読み)ナケナシ

デジタル大辞泉 「なけなし」の意味・読み・例文・類語

なけ‐なし

あるとはいえないほど少ないこと。ほんのわずかしかないこと。「なけなしの金をはたく」
[類語]幾らか若干幾分少し少ないちょっと少しく少少少数少量僅僅きんきんわずか数えるほど少なめ軽少微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量一つまみ一握り一抹紙一重すずめの涙残り少ないちょいとちとちっとちょっぴりいささかやや心持ち気持ち多少二三たったただたかだかしばらく低い手薄内輪軽微微弱ちびちび一息鼻の差ちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのかささやか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかりいくらか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なけなし」の意味・読み・例文・類語

なけ‐なし

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) あるかないかであること。ほとんどないけれども、それだけに貴重に感じられること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「なけなしの銭で気をはって料理して」(出典:談義本・八景聞取法問(1754)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android