ねびる(読み)ネビル

デジタル大辞泉 「ねびる」の意味・読み・例文・類語

ねび・る

[動ラ下二]若さがなく年寄りじみている。ふけてみえる。
「鼻などもあざやかなる所なう―・れて、にほはしき所も見えず」〈空蝉

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精選版 日本国語大辞典 「ねびる」の意味・読み・例文・類語

ねび・る

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ふけてみえる。老人くさくつやつやしさがなくなる。
    1. [初出の実例]「鼻などもあざやかなるところなうねびれて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)空蝉)
  3. 草木がなえしぼむ。

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