はにかむ

精選版 日本国語大辞典 「はにかむ」の意味・読み・例文・類語

はにか・む

〘自マ五(四)〙
① 歯が重なってはえる。歯がふぞろいにはえる。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
② 歯をむき出す。
霊異記(810‐824)上「彼(そ)の犬の子、毎(つね)家室(いへのとじ)に向かひて期尅(いのご)ひ睚(にら)み眥(ハニカ)み嘷吠(ほ)ゆ。〈興福寺本訓釈 如上又云波爾加美又云伊支美〉」
③ はずかしそうな表情身ぶりをする。はずかしがる。〔伊呂波字類抄鎌倉)〕
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「繁も羞含(ハニカ)まずに思ふ事が喋れた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「はにかむ」の意味・読み・例文・類語

はにか・む

[動マ五(四)]恥ずかしがる。恥ずかしそうな表情をする。「―・んで頰を赤らめる」
[類語]照れる恥じらう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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