はやとうり

デジタル大辞泉プラス 「はやとうり」の解説

はやとうり

鹿児島県で生産されるウリ。白色系と緑色系がある。実の形は洋ナシのように下膨れで、表面凹凸があり、実の重さは500g~1kg程度である。果肉は緻密で、味わいはトウガンに似て淡白。「隼人瓜」の表記もある。1917年、日置郡永吉村(現在の日置市)で、同町の矢神氏がアメリカから持参したウリを試作したのが栽培の始まりとされ、その後南九州、高知県などに普及漬物煮物、炒め物などにして食する。県により「かごしまの伝統野菜」に認定されている。チャーテとも。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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