ばち

精選版 日本国語大辞典 「ばち」の意味・読み・例文・類語

ばち

〘名〙 イトメが成熟して、泥底から抜け出し、海面に浮上群泳している時期の称。一〇月、一一月の大潮ころ夜間にみられる。
風俗画報‐二五三号(1902)動植門「イトメ若くはバチを用ひ、引ッ掛けには蚯蚪のキヂをまぜて用ふるも良し」

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デジタル大辞泉 「ばち」の意味・読み・例文・類語

ばち

イトメが成熟したもの。生殖のため、10、11月ごろ泥底から抜け出て海面に浮上し、群泳する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ばち」の意味・わかりやすい解説

ばち

楽器の付属品。撥、桴、枹などの字をあてるが、一般に次のように区別する。

(1)撥 撥弦(はつげん)楽器の撥奏具。日本では琵琶(びわ)、三味線用のように比較的大型のものを撥、小型のものを爪(義甲)とよぶ。琵琶の撥は通常、黄楊(つげ)製で、本(もと)から末(すえ)へ幅広くなっているのに対し、それから発達した三味線の撥はやや細長く、材料も象牙(ぞうげ)を基調とする。いずれも流派や使用目的により異なる。

(2)桴・枹 体鳴および膜鳴楽器の打奏具。棒状のもの、先端部を拡大したもの、先端部に布や皮革などをかぶせたものなど多種ある。歌舞伎(かぶき)の下座(げざ)音楽では多種の桴を使い分け、風や雨などの自然音を描写する。また梵鐘(ぼんしょう)や鉦(かね)類の丁字型槌(つち)のように突いて発音させるものは「撞木(しゅもく)」ともよぶ。西洋でも太鼓類のスティック、木琴などのマレット、チューブ・ベルなどのハンマー、トライアングルなどのビーターをはじめ、形状や使用目的により多種の桴がある。なお、舞楽の舞具として小道具のように用いられるものもある。

[川口明子]

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