ひとく(読み)ヒトク

デジタル大辞泉 「ひとく」の意味・読み・例文・類語

ひとく

[副]ウグイスの鳴き声を表す語。「人」に掛けて用いられる。
「この時過ぎたる鶯の…― ―とのみ、いち早くいふにぞ」〈かげろふ・中〉
[類語]かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

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精選版 日本国語大辞典 「ひとく」の意味・読み・例文・類語

ひとく

  1. 〘 副詞 〙 ( 鳥の鳴き声「ぴちく」の音を表わしたものか ) ウグイスの鳴き声を表わす語。「人来」の意をかけて用いる。
    1. [初出の実例]「むめの花みにこそきつれ鶯のひとくひとくといとひしもをる〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇一一)

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普及版 字通 「ひとく」の読み・字形・画数・意味

匿】ひとく

かくす。

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徳】ひとく

薄徳

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徳】ひとく

不徳。

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】ひとく

はこ。

字通「」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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