ひよひよ(読み)ヒヨヒヨ

デジタル大辞泉 「ひよひよ」の意味・読み・例文・類語

ひよ‐ひよ

[副]
ひな鳥が弱々しく鳴く声を表す語。「巣の中でひながひよひよ(と)鳴く」
弱々しく動くさま。ひくひく。「赤ん坊泉門ひよひよ(と)動く」
[類語](1かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

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精選版 日本国語大辞典 「ひよひよ」の意味・読み・例文・類語

ひよ‐ひよ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. ひな、ひよこなどの鳴く声を表わす語。ぴよぴよ。
      1. [初出の実例]「にはとりのひなの〈略〉ひよひよとかしがましう鳴きて」(出典:枕草子(10C終)一五一)
    2. 弱々しく動くさま、また、弱々しく見えるさまを表わす語。ひくひく。
      1. [初出の実例]「ヒヨヒヨト あえかに、ひはづに」(出典:詞葉新雅(1792))
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 鳴き声から転じて ) ひな。ひよこ。
      1. [初出の実例]「ひよひよより御所に御手ならさせおはしまして飼ひたてられ」(出典:弁内侍日記(1278頃)宝治三年三月三日)
    2. 赤ん坊。また、赤ん坊の衣服
      1. [初出の実例]「ひよひよの内はていしゅにねだりよい」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))
    3. ひよめき(門)
      1. [初出の実例]「ひよひよに鼻息あたれば、幼少の内ははなを垂(たる)るものなり」(出典:随筆・七種宝納記(1696))
    4. 栗の実の小さいもの。〔訓蒙図彙(1666)〕

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