びりっと(読み)ビリット

デジタル大辞泉 「びりっと」の意味・読み・例文・類語

びりっ‐と

[副](スル)
紙や布が音を立てて勢いよく裂けるさま。「書き損じの便箋びんせんびりっと破く」
電気などの強い刺激を受けてしびれを感じるさま。「静電気びりっとする」
[類語]ばりっとぱりっとばりばりぱりぱりぴりっとびりびり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「びりっと」の意味・読み・例文・類語

びりっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. 紙や布が勢いよく裂ける音を表わす語。びりり。
    1. [初出の実例]「目の前の原稿用紙を上から十枚ばかりびりっと毟り取る」(出典:吉里吉里人(1981)〈井上ひさし〉一)
  3. 辛味を感じるさま、また、急激な刺激を受けてしびれるさまや体をふるわせるさまを表わす語。びりり。
    1. [初出の実例]「電気に打たれたようにビリッとなり」(出典:裸の日本人(1958)〈佐藤忠男〉I )

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android