デジタル大辞泉
「ふっと」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふっ‐と
〘副〙
① 細長い物をきっぱりと断ち切るさまを表わす語。すぱっと。
ふつりと。
※
今昔(1120頃か)
二三「縄などの切るる様にふつと切るるままに」
②
前後の
脈絡もなく、突然に行動したり、事態が変化したりするさまを表わす語。ふいと。ぱっと。ひょっと。
※
愚管抄(1220)六「義時と云時正が子をば奏聞して、又ふつと上臈になして」
※
浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)上「又逢ふ事のあらふかと、ふつと付いたる
出来心」
[二] 口をすぼめて息を吹いたり、吹き出して笑ったりするさまを表わす語。
※浄瑠璃・
蝉丸(1693頃)一「おかしさどうもたまられず、ふっと吹き出す斗也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報