改訂新版 世界大百科事典 「ブランカ」の意味・わかりやすい解説
ブランカ
Giovanni Branca
生没年:1571-1645ころ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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[歴史]
蒸気を用いて回転運動を行わせる装置の着想は1世紀ころにさかのぼり,アレキサンドリアのヘロンは,ボイラーから発生する蒸気が,支柱管を通って球状の回転体に入り,これに取り付けられた2本の曲管から互いに反対方向に高速噴流となって吹き出し,球体がその反動で蒸気の噴出方向と逆向きに回転する装置を考案しているが,これは後で説明する反動タービンの原型といえるものである。長い空白ののち,1629年ごろに至って,イタリアの建築家G.ブランカによって,後述の衝動タービンの原型というべき考案が記録されている。それは,人形の形をしたボイラーから発生する蒸気が,人形の口につけた細管から高速噴流となって羽根車に吹きつけられ,羽根車を回転させるというもので,回転は歯車装置を経てカム軸に伝えられ,棒に上下運動を起こさせて,下の容器中の穀物をつくようになっている。…
※「ブランカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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