ほざく(読み)ホザク

デジタル大辞泉 「ほざく」の意味・読み・例文・類語

ほざ・く

[動カ五(四)]
他人がものを言うのをののしっていう語。ぬかす。「勝手なことを―・くな」
動詞連用形に付いて、他人の動作を卑しめののしっていう語。
「盗み―・いたな」〈浄・天の網島
[可能]ほざける
[類語]ぬかす言う話すしゃべる語る述べる発言する口を利く口に出す口にする吐く漏らす口走るうそぶく言い出すしゃべくる物言う伝える告げる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切る申し述べる(尊敬)おっしゃる仰せられるのたま謙譲申し上げる申す言上ごんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほざく」の意味・読み・例文・類語

ほざ・く

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 勝手なことをいう。また、隠さずありのままにしゃべる。他人がものを言うのをののしっていう語。ぬかす。
    1. [初出の実例]「名残おしいとほざくたわれ女」(出典:俳諧・やつこはいかい(1667))
  3. ( 動詞の下に添えて ) 他人の動作をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「扨は盗(ぬすみ)ほざいたな」(出典浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)

ほざ・く

  1. 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙ほざける

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android