ほろろ(読み)ホロロ

デジタル大辞泉 「ほろろ」の意味・読み・例文・類語

ほろろ

[副]キジヤマドリなどの鳴く声を表す語。ほろほろ。
「春の野のしげき草葉の妻恋ひに飛び立つきじの―とぞ鳴く」〈古今雑体
[類語]かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほろろ」の意味・読み・例文・類語

ほろろ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙
    1. 雉子(きじ)山鳥などの鳴く声を表わす語。ほろほろ。
      1. [初出の実例]「春の野のしげき草葉のつまごひにとび立つきじのほろろとぞなく〈平貞文〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇三三)
    2. 雉子などの鳥が、羽をうつ音を表わす語。
  2. [ 2 ] 雉子などの鳥が羽をうつ音。
    1. [初出の実例]「ほろろとは、はねうつをとなり」(出典:名語記(1275)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android