ボイスオブアメリカ(その他表記)Voice of America; VOA

デジタル大辞泉 「ボイスオブアメリカ」の意味・読み・例文・類語

ボイス‐オブ‐アメリカ(Voice of America)

ブイ‐オー‐エー(VOA)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「ボイスオブアメリカ」の解説

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)

第2次大戦中の1942年、敵国だった日本やドイツプロパガンダに対抗するラジオ局として発足した米政府系メディア。報道の自由が十分に保障されていない国々にも正確な情報を届けることを使命に、米政府が出資法律により政府機関による報道への介入は禁じられ、独立を保障されている。ラジオやテレビ、インターネットを通じて40以上の言語発信、視聴者は2億8千万人とされる。本部は首都ワシントンにある。(ワシントン共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボイスオブアメリカ」の意味・わかりやすい解説

ボイス・オブ・アメリカ
Voice of America; VOA

アメリカ合衆国の世界各国向けの国営放送VOA,「アメリカの声」とも呼ばれる。第2次世界大戦中の敵国向け宣伝放送(→宣伝)に始まり,戦後冷戦時代,自由主義陣営と共産主義陣営の対決姿勢のなかでいわゆる西側,特にアメリカの文化,生活内容を宣伝する手段として大きな役割を果たした。冷戦末期には電波妨害もなくなり,東ヨーロッパ諸国の民主化ソビエト連邦崩壊には,VOAやイギリスBBCの海外番組の力が大きく働いた。1953年からアメリカ海外広報庁によって放送されていたが,1999年以降は放送管理委員会のもとで運営されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android