ぼおん(読み)ボオン

デジタル大辞泉 「ぼおん」の意味・読み・例文・類語

ぼおん

[副]
鐘などが低く鳴り響くさま。「大きな柱時計ぼおんと鳴る」
物を強く打つさま。物が勢いよく当たるさま。「ぼおんと壁にぶつかる」
火が勢いよく燃えあがるさま。また、爆発したり破裂したりするさま。「突然ぼおんと炎が上がる」
[類語](2どんとんとんとんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽんぽんちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽくぽくちんちん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぼおん」の意味・読み・例文・類語

ぼおん

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 鐘のなりひびく音や時計時刻を知らせる音などを表わす語。
    1. [初出の実例]「『何時ですヨ』折柄店の方でボーン。上野の鐘の音もゴーン」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉九)
  3. 勢いよく火の燃えあがるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「活動のフィルムから、ぼうんといっぺんに燃えついて、火の廻りが早いや」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android