ぽってり(読み)ポッテリ

デジタル大辞泉 「ぽってり」の意味・読み・例文・類語

ぽってり

[副](スル)
ふっくらと肥えていて愛らしいさま。
「―した娘の膝を叩いて」〈鏡花婦系図
厚くふくらんでいるさま。「ぽってり(と)した唇」
[類語]肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇型でっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマー恰幅むっちりむちむち福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃ肥える太るぼってりでぶでぶずんぐりずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽

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精選版 日本国語大辞典 「ぽってり」の意味・読み・例文・類語

ぽってり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ふくよかに肥えていて愛らしいさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「色ぽッてりと白き丸顔の」(出典:かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)
  3. ぼってり
    1. [初出の実例]「ハラガ potteri(ポッテリ) オオキクナル」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
  4. ぼってり
    1. [初出の実例]「石摺りの羽織をぽってりと着込んで」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉二)
  5. 顔のほてるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「顔をぽってり熱てらせながら」(出典:上海(1928‐31)〈横光利一〉三二)

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