ぽろぽろ(読み)ポロポロ

デジタル大辞泉 「ぽろぽろ」の意味・読み・例文・類語

ぽろ‐ぽろ

[副](スル)ぼろぼろ」よりやや軽い感じを表す語。「涙をぽろぽろ(と)こぼす」「悪事ぽろぽろ(と)露見する」
[形動]もろく砕けるさま。
「可い加減冷めて―になった御飯に」〈近松秋江別れたる妻に送る手紙
アクセントロポロ、はポロポロ
[補説]書名別項。→ポロポロ
[類語]ほろほろぽたぽたぽとぽとたらたらぼろぼろぼたぼたぼとぼとだらだらはらはらぽつぽつぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんはらりぱらりほろりぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくしたたりだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぽろぽろ」の意味・読み・例文・類語

ぽろ‐ぽろ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 小さい粒状の物がこぼれ落ちるさまを表わす語。
※土(1910)〈長塚節〉六「ぽろぽろと種を落して行く」
② 涙がつづけてこぼれ落ちるさまを表わす語。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝八八「只ポロポロ涙を落して居りました」
③ 粘りけがなくばらばらなさまを表わす語。
※土(1910)〈長塚節〉五「麦ばかりのぽろぽろした飯」
[2] 〘形動〙 固い物がもろくこなごなにくだけるさま。また、水分を失った物などがくだけるさま。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「枯れてポロポロになった茶色花片(はなびら)が」

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