まき・まけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「まき・まけ」の意味・わかりやすい解説

まき・まけ

父系出自中心とする家関係,すなわち本家分家の集団である同族を表わす古くからの呼称地方によって呼び方は,ヒッケ,カブウラ,ミマキ,テマキ,オヤグマキ,ウカラ,ハチジなどとさまざまであるが,マキが最も一般的である。本質的には家の系譜であり,同族神を祀り,墓地共同にし,互助的機能を果す結合関係である。

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