精選版 日本国語大辞典 「もう」の意味・読み・例文・類語
もう
〘副〙
※史記抄(1477)二〇「一度誤て改めうとすれどもまうかなわぬぞ」
② 限定した数量を示す語を伴って、ある状況をさらにそれだけ続けよう、または、ある数量にさらにそれだけ加えようとする気持を表わす語。も。
※俳諧・霞の碑(1790)「最う一里翌を歩行ん夏の月〈一茶〉」
③ 間違いなくその状態であることを強めていう語。
④ (あとに打消の語などを伴って) 同じ事をこれ以上繰り返したくないという気持を強調する語。二度とは。「こんな事はもう嫌だ」
※洒落本・郭中奇譚(1769)弄花巵言「モウいひなんすナ」
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