よし(読み)ヨシ

デジタル大辞泉 「よし」の意味・読み・例文・類語

よし[間助]

[間助]間投助詞の「よ」「し」を重ねたもの。上代語》種々の語に付いて、文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→やし
「はしき我家わぎへの方ゆ雲居立ちも」〈景行紀・歌謡

よし[感]

[感]
決意するときに発する声。さあ。「よし、やるぞ」
人に行動を促すときに発する声。さあ。「よし、来い」
人の行為承認するときに発する声。「よし、その調子だ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「よし」の意味・読み・例文・類語

よし

  1. 〘 感動詞 〙 承知や承認、また、決意、命令などの意味を表わして、相手ことばに応じて発することば。わかった。
    1. [初出の実例]「はづかしくさへ有りて泣くをみて、『よし、いかがはせむ。女知り侍らば、物なおぼしそ』」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

よ‐し

  1. 〘 間投助詞 〙 ( 間投助詞「よ」「し」の重なってできたもの ) 文節末に添えて詠嘆を表わす。
    1. [初出の実例]「はしき予辞(ヨシ) 我家の方ゆ 雲居立ち来も」(出典:日本書紀(720)景行一七年三月・歌謡)

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普及版 字通 「よし」の読み・字形・画数・意味

】よし

耕す。

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【誉】よし

毀誉

字通「誉」の項目を見る

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