わなわな(読み)ワナワナ

デジタル大辞泉 「わなわな」の意味・読み・例文・類語

わな‐わな

[副](スル)激しい怒り・恐れ・寒さなどでからだが小刻みにふるえるさま。ぶるぶる。「わなわな(と)身をふるわせる」「怒りに唇をわなわなさせる」
[類語]がたがたがくがくぶるぶるひくひくびくびくぴくぴくびくりぴくりぎっくりどきんどきどきどきっとはらはらあっとはっとぎょっとぎくりとどきりとひやり総毛立つ背筋が寒くなるぞっとする肌に粟を生じる身の毛がよだつ鳥肌が立つひやっと冷や汗冷汗三斗寒心慄然むかむかむくれるおこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじけるねじくれるふくれる気色けしきばむむかつくむかっとむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然仏頂面虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い気を悪くするつむじを曲げるはらわたが煮え返るへそを曲げる怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく冠を曲げる堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまん虫唾むしずが走る反吐へどが出る

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精選版 日本国語大辞典 「わなわな」の意味・読み・例文・類語

わな‐わな

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 寒さや恐怖、怒り、興奮などで体が激しくふるえるさまを表わす語。がたがた。ぶるぶる。
    1. [初出の実例]「顕兼取妨、遂書免判、筆勢如道風、わなわな恐々云々」(出典:明月記‐元久二年(1205)正月五日)
    2. 「わなわなふるって物をもすでに申得ず」(出典:信長記(1622)一三)

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