アイガー[山](読み)アイガー

百科事典マイペディア 「アイガー[山]」の意味・わかりやすい解説

アイガー[山]【アイガー】

スイス中南部,ヨーロッパアルプスのベルナー・オーバーラント山群にある山。標高3970m。1858年初登頂。1921年槙有恒(まきありつね)が北東稜を日本人として初登攀(とうはん)。北壁は高さ1800mの岩壁で,アルプスの最も困難な登山ルートの一つ。1965年高田光政が日本人として初めてこのルートに成功
→関連項目アルピニズムグリンデルワルトメンヒ[山]ユングフラウ[山]

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世界大百科事典 第2版 「アイガー[山]」の意味・わかりやすい解説

アイガー[山]【Eiger】

スイス中南部,ヨーロッパ・アルプスのベルナー・オーバーラント山群にある名峰。アルプス観光の基地,グリンデルワルトの南に位置し,ユングフラウメンヒの2峰とともに山塊をなす。標高3970m。山体は結晶質石灰岩からなり,氷食をうけ,とくに北壁は高差1800mを有する大岩壁となっている。1858年8月11日イギリスのC.バリントンが南西面と西稜から初登頂に成功。1921年9月10日には,槙有恒がガイド3人と北東稜(ミッテルレギ山稜)の登攀(とうはん)に成功し,日本人のアルプスでの初登攀となった。

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