アイビー・ルック(読み)アイビールック

百科事典マイペディア 「アイビー・ルック」の意味・わかりやすい解説

アイビー・ルック

米国東部の大学フットボール・リーグの名アイビー・リーグにちなみ,在校生や卒業生が着始めたスタイルを呼ぶ。上着はずん胴型で自然な肩,シングルで3つボタン,ズボン細身直線形,裾はダブルの折り返しで,ボタンダウンのシャツを合わせることが多い。ブルックス・ブラザーズ他のメーカーが供給し,1940年代中頃から1960年代まで流行した。日本でも,石津謙介が1951年に創業したVAN(ヴァン・ヂャケットの通称)でこのスタイルが紹介され,1960年代には10代後半から20代の若者の間で爆発的に流行し,その後のヤングファッションの先駆けとなった(VANは1978年倒産)。
→関連項目ローファー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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