精選版 日本国語大辞典 「アリア」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
オペラ、オラトリオ、カンタータなど、大規模で劇的な作品中の独唱歌曲。詠唱と訳される。音楽用語として現れるのは16世紀からで、本来、有節的な形式をもつ曲に対して用いられた。オペラの独唱曲を示す最初期の例はモンテベルディの『オルフェオ』(1607)第2幕冒頭にみられるが、17~18世紀には変奏曲の主題や組曲の緩徐楽章などをさすこともあった(バッハの『ゴールドベルク変奏曲』の主題や、管弦楽組曲第3番の俗称『G(ゲー)線上のアリア』はこれらの例である)。アリアは一般にレチタティーボと対をなし、歌手は後者で物語の状況を説明したあと、前者で自身の心情を吐露する。アリアの形式は17世紀中葉に定型化し、ABAの構造をもった。これをダ・カーポ・アリアda capo ariaとよぶ。18世紀にオペラが栄えたナポリでは、ベルカント唱法の発達と並行して、歌手が自身の技巧を誇示するために即興的に装飾音を加えたり、音を自由に変えて歌うようになった。ダ・カーポ形式は18世紀中葉から崩れ始め、アリアの形式は多様化する。19世紀イタリアでは、18世紀以来のコロラトゥーラを中心としたアリアが全盛期を迎えたが、やがてドイツでワーグナーの楽劇が生まれるに及んで、アリアとレチタティーボは解け合い、段落感のない無限旋律に姿を変えた。ムソルグスキー、ドビュッシー以後アリアはほとんど姿を消すことになる。
[石多正男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新