精選版 日本国語大辞典 「アルダー」の意味・読み・例文・類語
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ドイツの有機化学者。7月10日ケーニヒスヒュッテ(現、ポーランドのホジューフ)に生まれる。ベルリン大学およびキール大学で化学を学び、キール大学教授(1934)、イー・ゲー・ファルベン社化学研究部長(1936)、ケルン大学教授兼化学研究所長(1940)を務めた。おもな業績はディールス‐アルダー反応として知られるジエン合成の方法を開拓したことで、環式化合物の合成、共役二重結合の確認や各種の重合を可能にし、染料、医薬品、殺虫剤、乾性油、潤滑油などの製造に応用された。この研究によりディールスとともにノーベル化学賞を受賞した(1950)。1958年6月20日ケルンで没した。
[岩田敦子]
ドイツの有機化学者.ベルリン大学とキール大学で化学を学び,1926年に後者でO.P.H. Diels(ディールス)のもとで学位を取得.キール大学に残り1930年講師,1934年助教授となる.1936年からI.G.Farben社の研究所に一時勤務したのち,1940年にケルン大学教授となり生涯務めた.キール大学でDielsの助手であった1928年に,共役二重結合に不飽和化合物が付加して六員環化合物を生成するディールス-アルダー反応を発見し,後半生はこの反応の研究と拡張,工業化にささげられた.立体化学の研究にもアルダー-シュタイン則の発見など重要なものがある.これらの業績により,1950年Dielsとともにノーベル化学賞を受賞した.
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…F.A.V.グリニャールは,1901年グリニャール反応を開発して有機金属化合物の利用による温和な条件下での炭素‐炭素結合の生成の道を開いた。ディールスOtto Paul Hermann Diels(1876‐1954)とK.アルダーの発見したディールス=アルダー反応(ジエン合成,1928)は,環式化合物を鎖式化合物から一挙に合成する強力な手段となった。P.サバティエによって開拓された金属触媒による水素付加反応(接触還元)は,実験室でも工業規模でも広く採用された。…
※「アルダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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