アレクサンドロフスクサハリンスキー(英語表記)Aleksandrovsk-Sakhalinsky

デジタル大辞泉 の解説

アレクサンドロフスク‐サハリンスキー(Aleksandrovsk-Sakhalinskiy/Александровск-Сахалинский)

ロシア連邦、北サハリン(北樺太西岸間宮海峡に臨む都市。林業、石炭産業中心地として栄えた。帝政ロシア時代の流刑地。19世紀末、小説家・劇作家チェーホフが滞在し、のちに「サハリン島」を著したことで知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アレクサンドロフスクサハリンスキー
Aleksandrovsk-Sakhalinsky

ロシア東部,サハリン州の都市。サハリン島中部西岸,タタール海峡にのぞむ港湾都市。採炭中心地で,採炭業のほか,水産加工,木材加工などの工業がある。 1881年流刑者集落の中心地として建設された。 90年この地を訪れたチェーホフは,その見聞もとに『サハリン島』を著わした。州都ユジノサハリンスクとハイウェーで連絡。人口1万 9600 (1991推計) 。

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