精選版 日本国語大辞典 「アレゴリー」の意味・読み・例文・類語
アレゴリー
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寓喩(ぐうゆ)、寓意物語。ギリシア語のアレーゴリアallegoria(別な話し方)に由来し、抽象的な概念をそのまま表現せずに、別の具体的なイメージを用いて表現する文学形式。メタフォーmetaphor(隠喩)を拡大、発展させたものともいえる。パラブルparable(たとえ話)やフェイブルfable(寓話)よりも複雑で長く、構想力に富み、しばしば擬人化がみられる。聖書やダンテの『神曲』はいくつかの異なったアレゴリー、つまり重層的な寓喩として解釈される。代表的作品としては、中世の道徳劇や『バラ物語』、近世のE・スペンサーの『妖精(ようせい)女王』やバニヤンの『天路歴程』、20世紀ではG・オーウェルの『動物農場』がある。
[船戸英夫]
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…たとえば〈人はパンのみによって生きるのではない〉というような表現において,〈パン〉という種は食物という類全体をあらわす提喩である。(5)諷喩allegory(アレゴリー) 同系列の隠喩を連続させて,たとえ話のような形式に構成する比喩表現。たとえば,人生を〈旅〉に見立てる隠喩を展開させれば〈日が暮れかけてまだ旅の道は遠い〉というような,人生を語る諷喩が成立する。…
…この考え方だと短編小説,観念小説,怪奇小説,ファンタジーやSF,ヌーボー・ロマンやポストモダニズムなどと呼ばれる最近の前衛的小説などが入らなくなるが,これらの小説も標準的小説の多くの特徴を取りいれており,また伝統的小説に反逆して書かれた前衛的小説にしても,この標準的小説概念を前提として含んでいるといえる。 この標準的な小説に対立するものとして,一方にロマンス,他方にアレゴリーないし寓意物語がある。ロマンスはもともと中世フランスの騎士道物語の名で,現代ヨーロッパ諸語で小説を〈ロマンroman〉と呼ぶもととなっているが,ここでのロマンスはそうした特定の歴史的形態を離れて,広く冒険,不思議,理想化された人物など,空想を自由にはばたかせた物語をいう。…
…たとえば〈人はパンのみによって生きるのではない〉というような表現において,〈パン〉という種は食物という類全体をあらわす提喩である。(5)諷喩allegory(アレゴリー) 同系列の隠喩を連続させて,たとえ話のような形式に構成する比喩表現。たとえば,人生を〈旅〉に見立てる隠喩を展開させれば〈日が暮れかけてまだ旅の道は遠い〉というような,人生を語る諷喩が成立する。…
※「アレゴリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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