アーイーネ・アクバリー(英語表記)Āīn-i Akbarī

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アーイーネ・アクバリー」の解説

『アーイーネ・アクバリー』
Āīn-i Akbarī

インド,ムガル帝国アクバル下命によって,その近臣アブル・ファズル編纂,執筆したアクバル時代のムガル帝国の制度史。アクバルの治世第40年(1595~96年)に完成(ただし以後の補訂がある)。彼の執筆した歴史書『アクバル・ナーマ』の第3巻にあたり,帝国の諸制度,諸州の地誌,行政,社会,宗教,文化などの諸側面の詳細な情報を含む,稀有な史料である。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android