ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イッカク」の意味・わかりやすい解説
イッカク
Monodon monoceros; narwhal
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哺乳(ほにゅう)綱クジラ目イッカク科に属する海産動物。ウニコールともいう。北極海だけに分布している1属1種の小形のハクジラ。体長5メートルぐらいに成長する。成長に伴い雄は上あご左側の第1歯(門歯)が前方に伸長し、最長3メートルぐらいに達する。これが頭に1本の角(つの)があるように思われて名前がつけられた。想像上の動物である一角獣の幻想もこれによったといわれる。この歯の用途は雄の闘争用と考えられるが、詳細はまだ不明である。まれに左右2本の歯が成長した個体もある。体色は黒、紺、灰、白の小斑点(はんてん)が密集し、背側は紺黒色で腹側は淡い。エスキモーおよびシベリア先住民によって食用に利用されている。歯は粉末にし、漢方の解熱剤として珍重されたこともある。
[西脇昌治]
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