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デジタル大辞泉
「イースター」の意味・読み・例文・類語
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知恵蔵
「イースター」の解説
イースター
イエス・キリストの復活を記念するキリスト教の祝日。復活祭。十字架の上で死んだキリストが3日後に復活し、弟子たちの前に現れたことを祝い、特別な礼拝が行われる。春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うため、年によって日付が変わる。欧米では、生命や復活の象徴とされる卵をゆでて色付けした「イースター・エッグ」を飾ったり、それを隠して探したりするほか、多産のうさぎをモチーフに飾りつけをしたりする。
日本ではなじみが薄かったが、クリスマスやバレンタインがすっかり定着し、ハロウィーンも近年浸透してきた中で、企業などが新たなイベントとして注目し、関連する商品開発などに力を入れ始めている。東京ディズニーランドは、2010年からイースターの特別行事を開催。キユーピーも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと共同で、園内のレストラン向け限定メニューを共同開発している。銀座コージーコーナーや不二家、森永製菓、ロッテなどの菓子メーカーや飲食店も、関連商品を売り出している。
地域での取り組みも見られる。兵庫県伊丹市では、13年から飲食店がイースターにちなんだスタンプラリーを実施。同県西宮市では、洋菓子店でつくる団体が14年からイベントを始め、卵形容器に入れたケーキやプリンを販売している。
富士経済によれば、イースター専用商品のうちチョコレートと洋生菓子の販売額は、13年の2億3000万円から年々増加し、16年には8億6000万円になると予測され、市場は拡大傾向にある。
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イースター
イエス・キリストが死後3日目に復活したことを祈念する祝祭のこと。復活祭。クリスマスと並ぶ重要な祝日として2世紀頃から行われている。イースターの日は「春分の日の後の初めの満月の次の日曜日(イースターサンデー)」と定められており、日にちは毎年変わる。また、東方教会ではイースターサンデーの算出にユリウス暦を用い、カトリック教会などの西方教会ではグレゴリオ暦を用いるため、グレゴリオ暦でみた場合、東方教会では4月~5月に、西方教会では3月~4月に行われる。彩色を施した卵「イースターエッグ」を贈り物とする風習があり、西方教会では豊饒(ほうじょう)・多産の象徴としてウサギ「イースターバニー」が親しまれている。日本では、東京ディズニーランドが毎年イースターに合わせイベントを行っている他、食品メーカーや小売店がイースターをテーマとした活動に取り組み始めており、2016年の日本での市場規模(見込み)は約8億円とみられている。
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世界大百科事典内のイースターの言及
【復活祭】より
…典礼暦年と移動祝祭日の中心をなすキリスト教の教会暦における最大の祭日。英語ではイースターといい,これは春の女神(元来は夜明けの女神)を意味するチュートン語に由来するといわれる。復活祭から聖霊降臨祭までの期間を復活節と呼ぶが,とくに復活徹夜祭をもって盛大に祝う。…
※「イースター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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